米国サウスカロライナ州の農場で9月に、トウモロコシの実を取り出す機械に手を引き込まれて身動きができない状態で、機械から火花が散って周りの草葉が燃え出して火災に巻き込まれた男性が、ポケットナイフで自ら腕を切断して脱出していたことが明らかになった。男性が25日、テレビのインタビューに答えた。 ローカル・テレビ局WAGTのWebサイト記事26日付けによると、命がけで脱出した男性はSampson Parkerさんで、「もし私がここで死ぬくらいなら、けんかを挑むだろう。それこそ基本的に私がしたことです」と語った。事故は、古くさび付いた機械で作業中にトウモロコシの軸が挟まったことから始まった。機械に右手を突っ込むとトウモロコシの皮をむくローラーに手袋が絡まって、手がローラーに引き込まれ、引っ張れば引っ張るほど手が引き込まれていった。Parkerさんは、ひざまずいたまま手を挟まれ、助けを求めて叫んだが誰も気づかず、およそ1時間が過ぎた。 手の神経が麻痺して無感覚となり、これ以上待てなくなって棒を突っ込むと、機械を詰まらせて止めることができた。Parkerさんはポケットナイフを取り出して、指を切り落としにかかった。すると、切り離される前に棒でつかえた機械が火花を上げ、「ガソリンをまいたように」周りの草葉が燃え出した。右手を機械に挟まれたまま、左手で燃え広がる火を振り払った。「手の皮が溶け始め、まるでプラスチックのように腕からはがれ落ちていきました。このときになって、私はまずいと気が付きました」とParkerさんは振り返った。ナイフを握ると必死になって腕に突き立て、骨を切り落としにかかって、やっと右ひじの上から腕を切り離した。Parkerさんは体に火傷を負い、家の前まで車を運転していくと、通りかかった消防官がParkerさんを見つけ、腕を包んで救急車を呼び、助かった。 右腕を失いながらも元気になったParkerさんは、何も恨んでいないという。「私はここにいます。神に祈りました。トウモロコシ機械と私、気を楽にして平和な気分になりました。ただ生きていることに感謝します。こうしてインタビューを受けられるのです」とParkerさんは語った。 ■関連記事 ・ペット犬、命犠牲に火事を知らせて主を救出――米国アイオワ州 提供:eureka! -ポッドキャストでネタづくり 運営:株式会社ソフィア

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火を噴いた機械から腕を自らナイフで切断して脱出――米国サ...のコメント